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老年病のゲノム解析研究チーム
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リーダー:宮坂 京子 太田 稔 非常勤研究員: 秋本紗恵子 |
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消化、吸収、代謝、肥満、栄養、胆石、膵臓、生理活性ペプチド、遺伝子多型、生活習慣病 |
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生活習慣病とは、図に示すように、糖尿病、高血圧、がん、脳卒中、心臓病などです(図1)。
図1 食習慣、運動習慣、休養の取り方、嗜好などの生活習慣に加え、個人の持つ遺伝的要因も関係します。つまり、生活習慣病になりやすい素因をもった人が、不適切な生活習慣で生活していると、素因をもたない人よりも生活習慣病を発病しやすいということです(図2)。逆に生活習慣を改善することにより、病気の発症や進行が予防できるということになります。
図2
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1. 日本人に多くみられ、肥満に関係することがよくしられているのがアドレナリン
3受容体遺伝子多型(Try64Ala)です。日本人には、多型の発生率が高い(約30-40%、欧米:10%)のですが、我々が、最近発見したコレシストキニンA受容体(CCK-AR)遺伝子多型(プロモーター領域G81T,
A128G)(図3)は、日本人の約40%にみとめられています。この両方の変異があると体重増加がより強調されていることがわかりました(7)。原因のひとつとして、CCK-ARの多型があると摂食や飲酒などに関する脳の調節機能に微妙な変化が生じるためであろうということが、動物モデルの実験から予測できます(1,12)。近接する東京都老人医療センター消化器内科との連携をしながら、新規の遺伝子変異を探索し(13)、モデルマウスを作製し、病気との関係や遺伝子変異同志の相互作用などを検討します。
図3 2.膵臓がんは、21世紀に残された難治性がんとして、がん死の第5位で早期診断が難しく(1.6%)、5年生存率は10%にすぎません。したがって、リスクファクターを明らかにし、リスクをさける努力が重要です。喫煙は膵臓がんのリスクファクターとして知られています。アルコールの代謝過程で生じるアセトアルデハイドを代謝する酵素、ALDH2多型が日本人には多いため、日本人の約45%は飲酒時顔が赤くなります(白人は多型が殆どありません)。顔の赤くなるタイプの人が飲酒して喫煙すると、飲酒しても喫煙しない人より10倍膵臓がんになりやすいことがわかりました(13)。しかし女性の場合は必ずしもそうではなかったので、今後の継続課題です。 3.これまでにCCK-A受容体遺伝子多型(図3)があると、ストレスに対する抵抗が弱くなる傾向があることがわかり、これは遺伝子ノックアウトマウスの行動変化からも確認できました。 4.糖尿病には、高脂血症が伴うことが多く、モデルラットでは腸管からの脂肪吸収が亢進していました。これが糖尿病に伴う高脂血症の原因にひとつと考えられますが、脂肪酸組成の変化も予測されることから、善玉悪玉脂肪酸のみきわめができることを期待して研究を行います。 5.食物や飲料の成分で摂食、代謝を調節する機能を持った物質を探索しています。
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