財団法人東京都高齢者研究・福祉振興財団 東京都老人総合研究所
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健康長寿ゲノム探索研究チーム 

田中 雅嗣

 
 
 
  青柳幸利、西垣 裕、本田修二、福  典之、藤野 健、細矢 博子

非常勤研究員 : 本田陽子、 朴 眩泰、朴 晟鎭

研究生: 上野仁美
 

 
   
 

長寿、ミトコンドリア、遺伝的素因、生活習慣病、加齢、百寿者、遺伝子多型、コホート研究、線虫、活性酸素、糖尿病、心筋梗塞、認知能、肥満、パーキンソン病、神経変性疾患、長寿命遺伝子変異
 

 

 

1) ゲノム多型自動解析システムを用いた日本人ミトコンドリア・ハプログループの網羅的分析システムの開発

2)  大規模関連解析による生活習慣病(糖尿病や心筋梗塞など)に関連するミトコンドリアおよび核ゲノム多型の解明、リスク診断検査キットの開発、さらに予防法の開発

3) 認知能・肥満などに関連するミトコンドリアゲノム多型の同定

4) 剖検例を用いた生活習慣病(心筋梗塞・脳梗塞など)の最終像とゲノム多型の関連(東京都老人医療センター剖検部との共同研究)

5) 線虫の活性酸素防御系の解析に基づく長寿命をもたらす遺伝子群の探索、さらにヒトに相同する遺伝子の機能に関する細胞レベルでの解析と健康長寿に関連する核遺伝子の機能的多型の解明

6) パーキンソン病における黒質神経細胞の細胞死の機構解明と治療薬の開発

7) 加速度センサー付体動計を用いて捉えた正確な身体活動とミトコンドリアゲノム多型の関連を明らかにするための長期縦断分子疫学コホート研究(中之条研究)

 「健康長寿を可能にする遺伝的素因の解明」

 私どもの研究チームの到達目標は、一般の人々が自分の遺伝的素因(ミトコンドリアと核の両ゲノムの特徴)を理解して積極的に健康作りを行い、高齢期においても高い活動性を維持し「健康長寿」を可能にすることです。そしてそのために、特にミトコンドリアと核の両遺伝情報の個人差(多型)によって、老化速度やミトコンドリアDNA変異蓄積の速度が異なるかどうかを検証しています。また、生活習慣病や加齢に伴うミトコンドリア機能不全の進行を遅らせるには、どのような栄養を摂取し、どのような運動をしたら良いかなどを研究しています。これらの個人の遺伝情報と最新のゲノム研究の成果が一般に還元されるシステムを構築すれば、「自分の遺伝的素因を知り、それをうまく利用して健康を守る」あるいは「自らの体質に適した生活習慣を整備して健康長寿を達成する」という夢が実現する時代が到来するでしょう。

 またミトコンドリアでの酸素代謝に伴って必然的に発生する活性酸素種に対する防御系に着目し、線虫の長寿命をもたらす遺伝子群の探索を行います。特に線虫において同定された長寿命をもたらす遺伝子の機能をヒト細胞において解析し、健康長寿に関連する核遺伝子の機能的多型を発見することを目標としています。

 さらに私どもは、加齢に伴うミトコンドリア機能低下に強く影響を受ける骨格筋の機能低下に注目し、地域に根ざした長期縦断分子疫学コホート研究(中之条研究)によって、特に身体活動と生活習慣病の関係をミトコンドリアと核の両ゲノム多型から解析しています。
 


 

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2008/04/03

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