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自立促進と介護予防研究チーム
研究テーマ:筋骨格系の老化予防の促進
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リーダー:金 憲経(研究副部長) メンバー:金 美芝、小島成実 |
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虚弱、膝痛、サルコペニア、転倒、尿失禁、包括的介入、追跡 |
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1. 老年症候群の発症と関連する要因の検討 虚弱高齢者、サルコペニア高齢者、男性尿失禁者、膝痛高齢者、複数回転倒者の特徴と関連要因分析及び下肢筋力と老年症候群の有症との関連性を究明します。 2. 老年症候群の解消を目的とした介入研究
地域在住高齢者における虚弱、膝痛、サルコペニア、転倒、尿失禁、老年症候群の複数徴候予防を目的とした運動、栄養、温熱療法を含んだ包括的介入効果を検証します。 |
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1. 地域虚弱高齢者の機能回復を目的とした介入研究
2009年度調査参加者1,235名と2010年度調査参加者861名(合計:2,096名)を対象に「体重減少、筋力低下、歩行機能低下、疲労、活動量の減少」の5つの条件に3つ以上該当した場合を虚弱と定義し、介入対象者を選定しました。虚弱改善教室参加希望者131名をRCTにより4群(運動+栄養補充群、運動群、栄養補充群、教育群)に分け、3カ月間の包括的介入が現在進行中です。研究の主な目的は、運動・栄養介入が地域在住虚弱高齢者の身体機能、QOL、血液成分の改善に及ぼす影響を詳細に分析することです。
2010年度調査参加者861名中、膝痛を有する者297名の中から介入対象者を募集したところ、教室参加希望者は150名です。参加希望者をRCTにより4群(運動+温熱療法群、運動群、温熱療法群、教育群)に分け、3カ月の包括的介入を実施しました。その結果、運動に温熱療法を加えることによって痛み解消、QOL改善の上昇効果を検証しました(J
Gerontol Med Sci, 投稿中)。 3. サルコペ二アの改善を目的とした介入研究 2008年度に75歳以上の後期高齢者を対象に実施した包括的健診受診者1,399名の母集団より、「筋肉量の減少、歩行機能低下、下肢筋力の衰え、BMI減少」をサルコペ二アと定義し、該当者304名を抽出しました。抽出された304名中、サルコペ二ア改善教室参加希望者155名をRCTにより4群(運動+アミノ酸補充群、運動群、アミノ酸補充群、教育群)に分けて、3ヵ月間の介入を実施したところ、運動にアミノ酸補充を加えることによって、筋肉量の増加、筋力の向上効果を検証したのが本研究の主な成果です(J Am Geriatr Soc, 2011 in press)。 4. 転倒経験者を対象とした転倒予防プログラムの効果検証
2007年度70歳以上を対象とした調査参加者1,141名中、転倒経験者は196名です。転倒予防介入参加者105名をRCTにより介入群(52名)と教育群(53名)に分けて、3ヵ月間の運動指導を行いました。介入終了後、1年間追跡しました。追跡1年間で発生した転倒率は、教育群40.4%、介入群19.6%と介入群の転倒率は有意に低くなる傾向を観察しました。この結果は、介入期間中に改善される身体機能は、その後の転倒率の抑制につながることを示唆します(J
Am Geriatr Soc, 2011投稿中)。 70歳以上の地域在住高齢者957名を対象に包括的介護予防健診を行い、受診者の中から週1回以上尿漏れがある尿失禁者194名を選定し、尿失禁改善教室を案内したところ教室参加希望者は127名です。参加希望者127名をRCTにより運動群63名、対照群64名に分けて、3ヵ月間包括的運動指導終了後、7カ月間の追跡データを分析しました。7カ月後の尿失禁の完治率は運動群39.3%、対照群1.6%(P<0.001)です。さらに、尿失禁タイプ別にみると腹圧性66.7%、切迫性26.1%、混合性30.0%と尿失禁のタイプに関係なく、改善されることを検証しました(International Journal of Nursing Studies, 48:1165-1172,2011.)。
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