第108回老年学公開講座のご案内
「水に流せない話 〜出ない!もれる!排尿のトラブル〜」
高齢になると排尿の問題が顕在化してきます。夜中に何度もトイレに起きるとか、我慢できずに尿漏れしてしまうことなど、既に切実な問題となっている方も多いと想像しています。また関連することですが、高齢者の骨折の原因として、夜間のトイレに起きる途中の事故も多いと言われています。
このような排尿に関する問題は、男性と女性ではやや異なった様相を示しています。一般に男性では前立腺疾患が原因の排尿困難が、そして女性では尿漏れが多いようです。症状こそ違え、それぞれ人に言えない悩みとなり、高齢者の社会的活動の障害となっています。子供の頃の「おねしょ」は
、成長すればいつか治るでしょうと気楽に考えることができますが、高齢者の排尿トラブルは、簡単に「水に流せる」たぐいの問題ではありません。
今回の公開講座では、日頃高齢者の排尿困難の診療に関わっている専門医によって、排尿障害の背後に存在する疾患についての知識をご紹介します。また自律神経の研究者が、排尿をコントロールする神経の話題を、そして排尿障害の克服のためにそれぞれの方法でアプローチしている2人の研究者が、実践的な方法をご紹介します。
この公開講座が貴方自身、あるいはご家族の悩みを解決する機会となれば幸いです。
東京都老人総合研究所
副所長
丸山直記

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