財団法人東京都高齢者研究・福祉振興財団 東京都老人総合研究所
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公開講座

司会のことば

財団法人東京都老人総合研究所
精神医学研究部長 本間 昭

 寝たきりや痴呆などの障害をもつ高齢者のケアというと、在宅でのケアをイメージしやすいものです。しかし、平成9年度の東京都の65歳以上の人口1,612,000人のうち、施設に入居している人達の数は26,411人であり、65歳以上の高齢者の1.6%に相当します。日常生活上で何らかの介助を要する人や痴呆のある高齢者に限れば、施設入居者の中に占めるこれらの人達の割合はさらに増加すると思われます。今後の家族構成の変化などを考えると、施設でのケアに対するニ一ズは今まで以上に高くなることは明らかでしよう。

 従来、「老人は家にいるのが、一番幸せである」あるいは「老人は入院、入所させると悪くなる」というようなことが半ば一般常識としていわれてきていました。むろん、すべて否定できるものではありませんが、誤りであることも多いのです。適切なケアが行われれば、以前にもましていきいきと活発になることはよく知られているからです。

 今回の講座では、老年期における生活の場の選択として施設を取り上げ、3人の専門家がそれぞれ、新しい介護システムにおける福祉施設のあり方、生活の質を高める施設ケアおよび新しい施設ケアの試みとしての痴呆性高齢者を対象としたグループホームについてわかりやすく解説いたします。

今後の施設ケアのあり方について改めて考える機会になれば幸いです。


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2002/11/26

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