財団法人東京都高齢者研究・福祉振興財団 東京都老人総合研究所
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公開講座

司会のことば

財団法人東京都老人総合研究所
副所長 安藤 進

 遺伝子はどこにあるのでしょうか。体をつくる一つひとつの細胞の核のなかに大部分の遺伝子が収まっています。遺伝子に書かれている暗号は、身体の成長にともなって解読され、日常の生命活動が円滑に行われています。遺伝子の情報は人知を越えた超精密さで組み立てられています。ところがそのどこか一ヶ所でも暗号に間違いがありますと、重大な結果を招きます。早老症という10代から老化が始まる病気、老年になる前に痴呆になる家族性アルツハイマー病などが代表的な例です。当研究所の白澤卓二先生が、遺伝子のイロハから遺伝子異常による病気までお話します。

 遺伝子の研究は、むしろ単純で小さな生き物でよく行われています。わずか1,000個の細胞でできている「線虫」が寿命の研究に役立っています。当研究所の本田修二先生が、一つの遺伝子の変化によって長寿命の線虫になることを見つけた話をします。

 細胞はエネルギーをつくり出すためにミトコンドリアを沢山もっています。ミトコンドリアにもまた特別な遺伝子が含まれています。その遺伝子は核の遺伝子と違って酸素で傷つき易く、老化や病気との関連が問題になります。国際バイオ研究所の田中雅嗣先生がミトコンドリア遺伝子のおもしろい話題をご紹介します。

 最後に皆様方からのご質問にお答えしますので、どんなことでも気軽にお尋ね下さるようにお願い致します。


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2002/11/26

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