第71回老年学公開講座のご案内
最近、健康長寿やアクティブ・エイジングをめざした様々な社会的な取り組みが活発になっています。生活習慣病の予防運動である「健康日本21」がその代表的なものです。生活環境の分野でも、高齢者の皆様方に元気で活動的な生活を送っていただくために、建物については「ハ−トビル法」、鉄道やバスについては「交通バリアフリー法」が定められ、具体的な整備が始められています。
今回の公開講座では「住まい」や「まち」をキーワードとする話題を取り上げ、皆様方とご一緒にこの問題について考えてみたいと思います。まず、もし介護が必要になった場合でも安心して過ごせるように「生活の場」を重視した、新しいタイプのケア施設についての話をいたします。次に、健康長寿を支える歩行、その能力の衰えをカバーする自動車や電動車イスという私的な交通手段と、それらを使う道路のあり方についての話をいたします。さらに、高齢者などの利用者を対象とした、鉄道やバスなどの公共交通機関の改善に関する話と、国の内外で見られる新しい公共的な移動手段についての話を聞いていただけたらと思います。
これからの住まいやまちの基本は、「安全」、「安心」、そして「誰にも使える」という視点が極めて大切です。施設は施設、道路は道路、バスはバスというような個別の改善では、生活や移動の快適さは限られたものとなります。今回は、高齢者にやさしい施設や道路、そして公共交通の専門家により、それぞれの分野が協力しないと解決できない課題についての話も聞けると思います。
ご参加の皆様方が疑問に思われた点については、ご質問もお受けします。また「こうした方が良い」というご提案も受けさせていただきます。ご来場の皆様には、様々な施設を実際に使っておられる立場から、貴重なご意見をぜひお聞かせください。皆様、多数のご参加をお待ちしています。
東京都老人総合研究所
介護・生活基盤研究グループ
副参事研究員 溝端 光雄

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