第75回老年学公開講座のご案内
「長寿社会を生き抜く! −85歳までのコツ、85歳からのコツ−」
わが国ではいまや平均寿命が80歳を超え、世界でもっとも長生きの長寿大国となっています。国民は誰でもが「いつまでも元気で長生き」を楽しむことが可能となったのです。
現在わが国では全人口のおよそ19%(2,400万人)* が高齢者なのですが、65〜74歳の比較的若い(前期)高齢者の健康度はきわめて高く、社会的活力もあって、もはや老人とは呼べない方々が多くなってきています。 (*: 平成15年 9月15日現在)
一方、75〜84歳の(後期)高齢者の方々でも、相当お元気ですが、老化による心身の衰えも少しずつ目立つようになってきます。
85歳を超えた、いわゆる「超高齢者」とされる方々はどうでしょうか?一般的なイメージではこのような超高齢者では虚弱となり、さまざまな障害をもち、あるいは寝たきりの方々が多いと考えられているかも知れません。しかし、現在私どもが行なっている板橋区在住の85歳以上の方々の健康調査などからは(一般のイメージとはかなり異なって)、とても元気で生き生きと暮らしている方々の多いことがわかってきています。
私どものこのような超高齢者の方々の研究から、「いつまでも元気で長生き」が決して夢ではないことがわかってきたのです。まさに「老いてこそ人生」! 90歳そして100歳までも生き生きとした老後を過ごすための秘訣がありそうなのです。
今回の公開講座では、85歳以上の超高齢者の方々の意外に元気な素顔と健康度を体力や脳力の面から御紹介するとともに、どうすれば元気に85歳を迎えることができるか? そしてどうすれば85歳を過ぎても生き生きとした長寿を楽しむことができるのか? それらのコツは、いったい何なのか? について取り上げたいと思います。
東京都老人総合研究所 副所長 鈴木隆雄

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