第80回老年学公開講座のご案内
「地域への軟着陸 -退職後も社会参加でイキイキと-」
高齢期をいきいきと過ごすための条件は3つあります。健康であること、経済的基盤がしっかりしていること、それに、社会参加です。本公開講座では、シニアの社会参加について、最新の研究成果をご紹介しながら、皆様と一緒に考えます。
この講座は4部で構成されています。まず、今日なぜシニアの社会参加が注目されているのかその背景を整理するとともに、わが国における推移や国際的な比較をとりあげます。
次に、シニア期を、前期(60歳から74歳)と後期(75歳以上)の二つに分け、それぞれの時期における社会参加の意義を考えます。
シニア前期では地域へのソフトランディング、すなわち、職業生活からの引退後、第二の人生をどう組み立てるのか、仕事とは異なる分野で「生活のはり」や「いきがい」をどう見つけるのかが課題です。趣味、教養、立つボランティア活動など、地域にあるさまざまな資源を探しそれに飛び込む、そのポイントをご紹介します。また、社会参加が活発な人ほど元気で長生きですが、これについての私たちの最新の研究をご紹介します。
シニア後期ではからだの不具合が生じ、どうしても生活行動範囲が狭まってきます。他者とのネットワークが縮小し、社会との接点が少なくなってきます。こうした時期でも自宅の近くで参加できるプログラムがあるといろいろな意味で生活を豊かにすることができます。シニア後期の社会参加のメリットについての最新の研究成果と、ネットワークづくりと介護予防をめざした住民主体の活動をご紹介します。
この公開講座が皆様がよりいきいきとした高齢期を過ごすためにお役に立つことを願っています。
東京都老人総合研究所 社会参加とヘルスプロモーション研究チーム 研究部長 新開 省二

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