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内科系
精神科
よくある質問
高齢者の精神科では、どのような症状を診てもらえますか?
不安が強い、落ち込む、意欲がわかない、眠れない、怒りっぽい、もの忘れが目立つ、実在しないものが見える(幻視)、事実でないことを話す(妄想)、性格が変わった、などの症状が対象です。当科では、高齢者特有の心身の変化をふまえ、認知症やうつ病、せん妄などの専門的な診断と治療を行います。
「認知症」と「うつ病」はどのように見分けるのですか?
高齢者のうつ病は、やる気が落ちる、認知機能が落ちる、家事ができなくなるなど、認知症と似た症状(仮性認知症)を示すことがあります。当科では、心理検査や脳画像検査、詳細な診察を行い、適切な診断を行います。適切な診断によって、より良い治療やケアに繋げることが可能です。
認知症の家族が「怒りっぽくなった」「夜中に歩き回る」などの症状で困っています。
認知症に伴う行動上の変化は、行動・心理症状(BPSD)と呼ばれます。当科では、症状の原因を多面的に分析し、適切なケアの方法を助言したり、必要に応じて薬を調整したりすることで、ご本人とご家族の負担を軽減するお手伝いをします。
「せん妄(せんもう)」とはどのような状態ですか?
入院や手術、体の病期や薬の影響などで脳の機能が一時的に混乱し、急に場所が分からなくなったり、興奮したりする状態です。認知症と間違われることもありますが、一時的な変化であることが多いです。当科では、せん妄の原因を検索し、安全に配慮しながら回復をサポートします。
精神科に入院して治療を受けることは可能ですか?
はい。当センターには30床の精神科病棟があり、精神症状が強く自宅や一般病棟での療養が困難な方の入院を受け入れています。治療抵抗性のうつ病や精神病症状の方に対して、電気けいれん療法も積極的に施行しています。
高齢者は薬の副作用が出やすいと聞きましたが、大丈夫でしょうか?
高齢の方は、肝臓や腎臓の機能の低下のため、薬の代謝が遅くなり薬が効きすぎることがあります。また、筋力が弱っていたり、脳に異常があること、ふらつきによる転倒のリスクが高まることもあります。当科では、薬を使用する際は、必要最小限の量から開始し、副作用を厳重にモニターしながら、慎重に調整を行います。薬物療法だけでなく、非薬物療法(環境調整や接し方の工夫の提案など)も重視しています。
認知症の診断は「認知症疾患医療センター」とどのように連携していますか?
当科の医師は、院内の「認知症疾患医療センター」の専門スタッフと緊密に連携しています。診断のための検査だけでなく、診断後の生活支援や介護保険サービスの活用について、ソーシャルワーカーや地域のケアマネジャーと協力して包括的なサポートを行います。
体の病気で入院中に、精神科の診察を受けることはありますか?
はい。体の病期の主治医からの依頼で精神科が診察を行うことがあります。こういった診療を「コンサルテーションリエゾン」精神科診療と言います。また、精神科医師、看護師、公認心理師、薬剤師、精神保健福祉士で構成する精神科リエゾンチームが関わる場合もあります。体と心の両面から、スムーズな回復を支えます。
家族だけでの相談も受け付けていますか?
ご本人の受診を促すためのアドバイスや、ご家族のお悩みへの対応も重要と考えていますが、診療は、原則としてご本人の受診が必要です。ただし、状況によってはご家族からの相談外来(自費診療となります)をお受けできる場合もありますので、まずは予約センターまでお問い合わせください。
地域のかかりつけ医や介護施設との連携はどうなっていますか?
当科は地域連携を重視しています。病状が安定した後は、かかりつけ医での継続診療をお願いしたり、施設でのケア方法についてアドバイスを伝えたりすることで、ご本人が住み慣れた地域で安心して暮らし続けられるようネットワークを構築しています。