診療科・センター・部門
外科系
歯科口腔外科

特徴

専門医チームが心身の状態を評価し、安心できる口腔管理を行います。

歯科口腔外科では、様々な併存疾患をお持ちで、服用薬剤の影響、疾患による身体機能低下などにより、歯科治療などが困難な高齢者の方々へ対応を広く行っております。対象は、在宅療養者、介護保険施設入所者などの方への対応もさせていただいております。治療の際は、必要に応じて他科医師等と連携し包括的な評価を実施し、安全安心な医療管理の下に歯科治療を行っております。また、認知症高齢者の方への対応も行っております。さらに、歯科衛生士が中心となり、要介護高齢患者の方への口腔衛生管理・指導・助言などを実施しております。
オーラルフレイル、口腔機能低下、摂食嚥下障害に対する評価および管理指導なども、専用の機器を整備し実施しております。
診療スタッフは常勤医3名、非常勤医2名、研修医2名です。
スタッフ(以下、重複あり)は日本老年歯科医学会指導医(2名)・専門医(3名)、摂食機能療法専門歯科医師(1名)、口腔外科学会指導医・専門医(1名)・認定医(1名)、日本補綴歯科学会専門医(1名)であり、質の高い医療の提供に努めております。
また、当センターは日本老年歯科医学会認定施設であり、高齢者の診療を通じて、研修医育成、大学の選択実習受け入れなどを積極的に行っています。

主な対象疾患・検査方法

  • 既往疾患(抗血栓療法実施中の循環器疾患、造血器疾患、糖尿病など)を有する方の歯科治療は、主治医と連携し治療を行います。骨吸収抑制薬(ビスホスホネート製剤など)使用例では、主治医と連携しつつ抜歯を行います。また薬剤関連顎骨壊死例の診察を行います。
  • 認知症高齢者への歯科治療、口腔衛生管理を行います。
  • オーラルフレイル、口腔機能低下、摂食嚥下障害の症状に対し、評価および管理指導などを行います。
  • 習慣性あるいは陳旧性顎関節脱臼例の診察を行います。
  • 白板症など、口腔粘膜疾患の診察を行います。
  • 顎顔面口腔の炎症性疾患、外傷の診察を行います。
  • 地域歯科医師会、医師会と連携します。依頼内容が終了後、紹介医へ返送します。

疾患診療方針概要

総合的に判定し、必要に応じて、他科の医師と連携しながら歯科診療を十分な医療管理の下に行います。

  • 口腔腫瘍
    口腔領域の悪性腫瘍の治療は、当院耳鼻咽喉科、放射線治療科等を協力しながら診断および治療を行っております。進行癌の治療に関しては、病状に応じて耳鼻咽喉科へ依頼、またはがん専門医療機関への紹介も行っています。
  • 抗血栓療法
    抗血栓療法(ワーファリン、プラザキサ、イグザレルト、バイアスピリン、プラビックスなど)を受けている例の歯科治療を同療法維持下に行います。
  • 出血性素因
    血液疾患(白血病、悪性リンパ腫、再生不良性貧血)などのため、出血しやすい、あるいは止血しにくい、そして口腔粘膜が脆く、弱くなっている例には、これを踏まえて治療を行います。
  • 感染留意例
    心臓弁置換術後例などの感染症心内膜炎を留意しなければならない例の歯科治療には主治医と連携しつつ、予め抗生剤投与を行い、歯科治療を行います。
  • 骨吸収抑制薬(ビスフォスフォネート等)製剤服用例
    処方医と連携しつつ抜歯、あるいは顎骨壊死例の治療を行います。

医療関係者の方

高齢者の方々の口腔環境はここ20年で大きく変化し、歯科医療の需要も変化を遂げました。つまり、う蝕、歯周疾患などの口腔疾患治療や義歯作成だけでなく、口腔機能(摂食嚥下など)の維持回復への支援を担うことも求められつつあります。

当センターにおいて2021年にフレイル予防センターが設立され、当科でも平野部長がオーラルフレイルに対する有責者となっております。各科Drと連携し、専門性を生かした取り組みを行っています。

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