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医療健康コラム
ロボット支援手術:Da Vinci Surgical System™ Xi導入にあたって
2024年12月16日
泌尿器科 部長 粕谷豊
泌尿器科 部長 粕谷豊
泌尿器科 部長
粕谷 豊(かすや ゆたか)
粕谷 豊(かすや ゆたか)
ロボット支援手術:Da Vinci Surgical System™ Xi(Intuitive Surgical 社) は泌尿器科領域、特に前立線がんの根治術からスタートした術式です。当センター泌尿器科では、前立腺がんに対しロボット支援手術を行う予定です。
前立腺がんに対するロボット支援内視鏡的前立腺摘除術
図1 開腹手術とロボット支援手術の創の違い前立腺がん手術では、前立腺と精のうを摘出し、その後、膀胱と尿道をつなぎ合わせる前立腺全摘除術を行います。
ダヴィンチXi を用いたロボット支援手術は、従来の開放手術と比べ出血量が少なく、早い術後の回復および経口摂取、より短い入院期間、術後疼痛の軽減、身体的機能が保たれる可能性が高い、合併症のリスクが低いという利点が挙げられます。さらに手術の特徴として、患者さんの体に1~2cmの小さな穴を数カ所開け、そこへロボットアームや内視鏡を挿入します。
術者は患者に触れずに、離れたところで3Dモニター画面を見ながらハンドルやフットペダルを操作。その手足の動きがロボットに正確に伝わり、アームや内視鏡が連動します。人間の目よりはるかに自由に見たいところを見ることができ、3次元(立体) 画像で手術を行うことが可能となります。また、人間の手首以上の可動域が得られ、手ブレがないため、従来の手術より正確で緻密な手術が可能となり、手術成績の向上・標準化が期待できます。
メリットの多いダヴィンチによるロボット支援手術ですが、鉗子類には触覚がないため、術者には慣れが必要です。
前立腺全摘除術では25°頭を下げた姿勢で手術を行うため、脳動脈瘤や緑内障の患者さんの一部はロボット支援手術を受けることができないことがあります。
前立腺全摘除術では25°頭を下げた姿勢で手術を行うため、脳動脈瘤や緑内障の患者さんの一部はロボット支援手術を受けることができないことがあります。
図2 Da Vinci Surgical System™ Xiの全体像保険適用
平成24年4月に前立腺がんに対する前立腺全摘除術、平成28年11月に腎細胞がんに対する腎部分切除術を行う場合に、ダヴィンチによるロボット支援手術は保険適用となりました。
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