IKIKI NAVI

いきいきナビ

医療健康コラム

患者さんの意思決定を支援する~呼吸器内科が目指していることをご紹介します~

2024年03月22日
内科総括部長(呼吸器内科部長(診療科長)兼務) 山本寛
山本寛先生
内科総括部長(呼吸器内科部長(診療科長)兼務)
山本 寛(やまもと ひろし)

2023年10月より、内科総括部長を拝命いたしました山本寛と申します。2013年4月から、呼吸器内科部長として務めて参りました10年以上の経験を、内科系診療科全体に共通する課題の解決にも生かしていければと思っております。引き続き地域医療への貢献に力を尽くしてまいりますので、この「糸でんわ」をお手に取られた皆様からも、何卒ご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。

患者さんの意思決定のお手伝いをさせてください

呼吸器内科が目指していること01

近年、呼吸器内科は医師不足という大きな課題に直面しています。全国的に、呼吸器内科を専門とする若手医師が減少し、さらには医師削減という国全体の動きもあるため、患者さんにとって不安な状況と言えるでしょう。医師が足りない、ということは、患者さんとのコミュニケーションを十分に取る時間がないということにもつながります。

患者さんにとって大切なのは、病気の診断や治療だけでしょうか?実際は、
「できるだけ長く、今の生活を続けたい」
「自立した生活を続けたい」
という希望をお持ちの方も多いのではないでしょうか。治療によって生活が大きく変わってしまうかもしれない、とか、家族に迷惑をかけるかもしれない、といった不安を感じて、前向きに治療に臨めないでいる方もおられるでしょう。
そこで、呼吸器内科では、患者さんの「未来予想図」を一緒に描くことを大切にしています。病気のことだけでなく、患者さん自身の希望や価値観も考慮しながら、治療方針を決定していきます。

呼吸器内科が目指していること02

例えば、肺がんの患者さんでしたら、その診断に対応した標準的な治療をご提案するのは当たり前で、その上さらに、患者さんの日常生活に影響を与えるさまざまな将来リスクを調べ、その結果にも照らしつつ、患者さんにとって大切なものを守るための治療をご自身の意思で決めていくためのお手伝いをできればと考えています。
病院スタッフと患者さん、ご家族のみなさんとがスクラムを組んで進めていく医療をご提案できるよう、取り組んでまいります。

関連ページ
最新記事
文字拡大・縮小 白黒反転表示 音声読み上げ