診療科・センター・部門
中央診療部門
麻酔科
特徴
持病を多く抱える方の手術も、専門医チームが全身の安全を管理。
手術のための周術期全身管理を主として行っています。常勤医10名のうち7名と週3日以上の非常勤医2名は専門医や指導医資格を保有しており、それ以外にも専門医資格を有する非常勤医と合わせて質の高い麻酔管理を提供しています。
高齢者は体力が低下しているだけでなく、数多くの病気を抱えていることが多いため、手術の際にはより多くの知識や高い技術が必要になります。当麻酔科では術前からていねいな検査を実施し、身体所見だけでなく、手術前からの栄養介入や運動療法も提案しつつ、生活環境やご家族とのかかわりも含め、患者さんひとりひとりに最善の麻酔方法を考えます。そして十分な説明を行ったうえで、高齢者の手術麻酔に習熟したスタッフが、エコー・脳波解析モニター・心機能モニターなどを含めた最新の設備や機器を用いて診療を行っています。
主な対象疾患・検査方法
外科・整形脊椎外科・心臓血管外科・呼吸器外科・脳神経外科・泌尿器科・耳鼻咽喉科・循環器内科でのTAVI・精神科の電気けいれん療法(ECT)・眼科・歯科口腔外科・血液内科の骨髄液採取術を含むすべての診療科の手術麻酔に対応しています。
疾患診療方針概要
手術のための麻酔および手術中の全身管理
手術は次のように計画しています。
- 患者さんがお持ちの病気や、心臓、呼吸、腎臓、肝臓などの状態を調べ、問題があればどのくらい重症か、精密検査が必要か、治療により今より改善するか、などを各分野の専門医が評価します。
- 麻酔科医はこれらの結果と手術内容から、患者さんが手術を受けられるだけの体力があるか、安全に手術が行えるか、などを判断します。
- 手術をすることが決まったら、私たち麻酔科医は患者さん一人一人に合った最適の麻酔法を選び、全身管理の計画を立てます。
手術中は次のことを行います。
- 患者さんの身体を適切な状態に保ちます。そのために、血圧、脈拍、身体の酸素の量、心電図、尿量、体温などを監視します。患者さんの体に含まれる水分などの量を判断して、適切な量の点滴を行います。血液検査データなどをチェックします。必要に応じて、薬を用いて血圧や脈拍を適切な状態に保ったり、輸血を行ったりします。
- 患者さんがもともとお持ちの心臓や肺などの病気が悪化しないように予防や治療を行います。
集中治療室における術後管理も共働しています。
医療関係者の方
特に以下のような患者さんの手術が必要な場合には、まず適切な診療科へご紹介ください。
- 90歳以上の超高齢患者さん
- 高度認知症患者さん
- 糖尿病や透析などの合併症をお持ちの高齢患者さん
- 心臓や呼吸器疾患をお持ちの高齢患者さん
- その他、特殊な病気をお持ちの高齢患者さん
- ほかの病院では手術が難しいと言われた病気をお持ちの高齢患者さん
手術を実施する診療科とともに、最善と考えられる麻酔法を考えています。