診療科・センター・部門
中央診療部門
救急・集中治療科
特徴
当センターの救急・集中治療科は、急患対応および重症患者に対する集中治療を担う診療科として、2024年4月に新たに設立されました。現在、常勤医4名、非常勤医2名の体制で、内科・外科系医師の協力のもと、年間4,000件の救急搬送に対応しています。
夜間・休日を問わず、24時間体制で一次および二次救急に対応しており、肺炎や転倒による外傷、発熱といった高齢者に多い疾患に幅広く対応しています。また、循環器内科、心臓血管外科、脳神経内科、脳神経外科との連携により、CCUネットワーク、大動脈スーパーネットワーク、脳卒中ホットラインを通じた重症患者の受け入れも行い、救急から集中治療までシームレスな治療が提供できる体制となっています。
私たちは、単なる救命にとどまらず、患者さん一人ひとりの病状や希望、ご家族の思い、社会的背景にまで配慮した医療の提供を目指しています。共感と対話を大切にしながら、その人らしい生き方を支える救急・集中治療の実践に取り組んでまいります。
主な対象疾患・検査方法
各診療科と協力して、急患の初期対応を行います。
- 心不全
- 肺炎
- 消化器疾患
- 意識障害
- 敗血症
- 外傷一般
特定集中治療室について
特定集中治療室(Intensive Care Unit: ICU)は、感染症や呼吸不全、代謝異常などの内科的重症患者さんを受け入れるMedical ICU、術後重症患者さんを受け入れるSurgical ICU、冠動脈疾患を中心とした循環器重症患者さんを受け入れるCoronary Care Unit(CCU)が共有で患者さんの治療を、担当科主治医と集中治療専門医が協力して行っています。ベッド数は8床で運用しています。
高齢者急性期病院である当センターは、他の病院に比べてICUで治療を受ける患者さんの年齢が高い傾向にあります。そのため、患者さんの背景を十分に考慮し、患者さんおよびご家族の意思を尊重しながら、適応のある患者さんには機械的補助循環装置や人工呼吸器、透析等、侵襲的な治療も積極的に行い、患者さんの生活の質を可能な限り落とさず、一日も早く退院できるよう、多職種が連携しながら治療にあたっています。
また2025年度からはNEWS score (National Early warning Score;早期警告スコア)を用い、急変の可能性がある患者さんを早期に発見し、適応のある患者さんを迅速にICUに収容して治療を開始できるよう、救急外来および入院病棟とも連携・協力しながら加療を行っています。
医療関係者の方
当救急科は、高エネルギー外傷や重症患者の治療を主とする救命センターではありません。日常的に遭遇する急病や、小さな事故によるケガ、突発的な発熱など、地域に密着した救急医療を行っています。