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外科系
血管外科

よくある質問

血管外科では、体のどの部分の病気を診ているのですか?
当科では、心臓と脳を除く「全身の血管(動脈・静脈)」と「リンパ管」の病気を対象としています。具体的には、胸部や腹部の大動脈瘤、足の血管が詰まる閉塞性動脈硬化症、下肢静脈瘤、そして透析に必要なシャントの作成や管理など、幅広い血管疾患の治療を担当します。血管外科は血管疾患のスペシャリストです。不安を感じている方は、経験豊富な血管外科医の診察を受けて下さい。
「腹部大動脈瘤(ふくぶだいどうみゃくりゅう)」とはどのような病気ですか?
お腹を通る太い血管(大動脈)が、こぶのように膨らむ病気です。初期には自覚症状がほとんどありませんが、放置して大きくなると破裂する危険があり、その場合は命に関わります。多くは健康診断や他の病気の検査で偶然発見されます。当科では、破裂を未然に防ぐための予防的な治療に力を入れています。大動脈瘤は経時的に拡大します、数年前に問題無いと説明を受けていても放置はせずに当科を受診して下さい。
高齢でも大動脈瘤の手術は受けられますか?身体への負担が心配です。
はい、可能です。当科では、お腹を大きく切らずにカテーテルを使って血管の中から治療する「ステントグラフト内挿術(EVAR)」を積極的に行っています。鼠径部を穿刺して行いますので、創が残らず術後の回復も早いため、高齢の患者さんや持病のある方でも安全に受けられる可能性が高い治療法です。治療方針で悩まれている方は血管外科受診をご検討下さい。
歩くと足が痛み、休むと楽になるのですが、血管の病気でしょうか?
「閉塞性動脈硬化症」の可能性があります。足の血管が動脈硬化で狭くなったり詰まったりして、筋肉に十分な血液が届かない状態です。放置すると安静時にも痛みが出たり、足先に潰瘍や壊疽(えそ)ができたりすることがあります。当科では、お薬による治療から、カテーテル治療、バイパス手術まで、経験豊富な専門医が適切な治療方法を選択します。
「下肢静脈瘤(かしじょうみゃくりゅう)」は放っておいても大丈夫ですか?
命に関わることは稀ですが、足のだるさ、むくみ、こむら返り、湿疹、色素沈着などの症状がある場合は治療をお勧めします。当科では、傷跡が目立たず身体への負担も少ない「血管内焼灼術(高周波による治療)」を1泊2日の入院で行っています。以前に手術治療を受けられて再発した場合は静脈抜去術を施行しています。
透析のための「シャント」が詰まりやすいのですが、対応してもらえますか?
はい。腎臓内科・透析科と連携し、透析をスムーズに行うためのシャント作成や、詰まってしまった際の修復(シャントPTAなど)を迅速に行います。透析患者さんにとって大切なアクセス血管を、長期にわたって維持できるようサポートします。他院で対応困難とされた場合あっても、経験豊富な血管外科であれば対処できるかもしれません。高性能なX線透視装置を備えた手術室で、カテーテル治療と外科手術を同時に、あるいは連続して行うことができます。これにより、TAVIやステントグラフト内挿術などを、より正確かつ安全に実施することが可能です。2025年からは2室体制となり、さらに充実した体制を整えています。
足の指に傷ができ、なかなか治りません。血管外科を受診すべきですか?
ぜひご相談ください。糖尿病や動脈硬化が原因で足の血流が悪くなると、傷が治りにくくなり、最悪の場合は足を切断しなければならなくなることもあります。当科では不要な手術治療は行わないよう、適正な診療を心掛けています。安心してご相談下さい。
ハイブリッド手術室での治療にはどのようなメリットがありますか?
当センターのハイブリッド手術室は、最新の放射線診断装置と清潔な手術室が一体化した血管疾患治療に特化した手術室です。これにより、カテーテル治療と外科手術を同時に行う「ハイブリッド手術」が可能になります。より正確で安全、かつ迅速な治療ができるため、複雑な大動脈疾患などの治療において大きな力を発揮します。低侵襲治療を行う場合には不可欠な施設です。
他の診療科で心臓や腎臓の治療を受けていますが、並行して手術できますか?
当センターの最大の強みは、血管外科・心臓血管外科・脳神経外科・循環器内科・腎臓内科・脳神経内科から構成される血管病センターが設立されていることです。血管疾患で手術が必要な患者さんが、心疾患、糖尿病、慢性腎臓病、あるいは認知症などを抱えている場合でも、迅速に各科の専門医が連携して全身状態を管理し、安全な手術環境を整えます。24時間対応するホットラインも開設しています。
手術後の通院やリハビリはどのようになりますか?
術後早期から理学療法士と協力してリハビリを開始し、筋力低下(フレイル)を防ぎます。退院後は定期的な外来受診で血管の状態をチェックします。また、地域のかかりつけ医の先生とも情報を共有し、毎日の血圧管理や生活習慣のアドバイスを継続的に受けられるよう連携しています。
特にどのような方に血管外科受診をすすめますか?
血管疾患は生涯にわたるフォローアップが肝要です。初回治療から長期間経過した場合は、手直しや新規病変による再治療が必要な場合があります。他院で大動脈瘤に対して人工血管置換術を受けた方、下肢動脈疾患でバイパス術を受けた方で定期的なフォローアップを受けていない方は、是非血管外科受診を検討下さい。
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